金銀糸紐をおもちゃで

  • 2015.10.03 Saturday
  • 20:19
随分以前、多分3年ほど前にハクヤマさんからこんなキットを貸して頂きました、

「ユーロブレイダー」メイドインチャイナ、髪の毛をセットするキットです。

なぜかクゥが食いついてきます。見かけないものが?・・・・

二本、三本、四本のキットがあり下撚り、上撚りの変化を入れて紐を作ることが出来ます。写真は四本のキットです。
左撚りを入れる時は細い棒の部分が回転します。右撚りを入れると台の大きな部分が回転します。

いろいろテストし、長さを特定し引っぱりながら下撚りを入れなければいけないのが判りました。まずは三本撚り、カーテンレールにセットし下撚り(追い撚り)を入れました。


回転数は判りません。チリチリになった後は撚り戻しを入れます。五分の金糸8本・銀糸8本・金糸8本を合わせてみました。24本合わせても出来上がりの紐の直径は1mm程度です。

少し細いので次は各16本。合計48本これで直径1.5mm!

変わり色でもテスト。何やら黒いものがチェックを・・・
 
これは思い切って極太のものを・・・結果は今一!!! 細くて魅力的なものをもう少し作ってみます。

結果判った事。やはり髪の毛をねじるキット、テンションがかかると回転が止まります。長いものに強いテンションをかけたら部品が外れてしまいます。
このような機能を持っていて、もう少しパワフルなものがあればと感じました。


 

2015伝統産業技術者講習

  • 2015.09.01 Tuesday
  • 22:49
今年も講師の役割がやってきました。今年は帯地業者さんの若者が多いようです。後継者から製造現場のかたまで。
昨年の反省!話の内容があちこち飛んで判りずらかった。
 
多分今年で4回目、すこし落ち着いて話せるようになってきました。


鳥原理事長は本金の部のお話。今年から新しいDVDを見てもらいます。
 
同業者とはいえ畑違い、なるほどそうだったのかの連続です。


吹上副理事長は模様箔の部。ご自分がつくられた作品を紹介。テクニックも披露されました。
 
立ち上がっての熱演です。みなさん興味津々の様子。三時間があっという間に過ぎました。

他の研修の様子は判りません。我々の話に興味をもってもらえたか、細部にわたり理解してもらえたか・・・
気になるところです。

S撚り・Z撚り

  • 2015.08.31 Monday
  • 22:42
その後出来上がった3子撚りを三本使い再度3子撚り(合計9本撚り)をすることになりました。

この場合Z撚りにZ撚りをかけることは不可能です。撚りがかかり過ぎて取り扱いが不可能になります。

ですから下撚りと上撚りの方向を変える必要があります。方向や回数を変えて6種類作ってみました。
  
  
と思っていたら作り間違いで3子撚りの2子撚りでした。
再度サンプル作り3子の3子撚り、下撚りがZで上撚りがSです。

これが一番サンプルに近く出来上がりました。

この後これらを束ねてSとZの縄目に編まれるのですが、ベストは各々最終仕上げの逆方向に仕上げておくのがいいように思います。
最終何になるのかはお楽しみに・・・

 

S撚り・Z撚り

  • 2015.08.30 Sunday
  • 17:30
金銀糸は通常芯となる繊維に細い箔を巻きつけたものです。撚糸の方向にはSとZのニ方向で表現します。
正面から見て左上から右下に箔が巻き付いているものをS,右上から左下に巻き付いているものをZと表現します。
右・左と言うより文字の形からS(右)・Z(左)と言う方が判り易いからです。

今回ある注文をいただき三本撚りのテストサンプルを作ってみました。判り易いように三本の色を変えてみました。同じ金糸を使っても撚りの方向や回転数によって随分雰囲気が変わります。
これはS方向にたくさん撚りを入れたものです。もともとの金糸の撚り口が割れてきてザラザラとした雰囲気になります。
なかいきんし
これは同じくS方向に撚りを入れ回数を減らしたものです。少し柔らかい雰囲気になりました。
なかいきんし
これはZ方向に撚りを入れました。回数は少なめです。随分ツルっとしてきれいに見えます。
nakaikinshi
これはZ方向に撚り回数を増やしたものです。細かくてきれいな縄目になっています。
nakaikinshi
元の金糸がZなので、上撚りをZにするときは追い撚り、Sにするときは戻し撚りとも言います。

同じ金糸なのにこんなにも顔が違ってきます。
nakai-kinshi
綺麗な方が必ずしもいいとは限りません。追い撚りにすると出来上がったものは硬く締まります。
用途によってはその硬さがよくない場合もあります。

祝賀会

  • 2015.06.29 Monday
  • 15:28
弊社の加工依頼先である今岡功氏がこの度瑞宝単光章を受章されました。

その祝賀会が28日午後催されました。曇りがちだったお天気も晴れに替わり、受章を祝うにふさわしい爽やかなお天気になりました。

弊社がお取引をしていただいてから約35年になろうとしています。細かな仕事も快く受けてくださり、ほんとうに丁寧な仕事ぶりに感謝しています。

奥様に感謝の言葉をかけられているところです。

金銀糸・平箔はそのものを単体で販売するだけでなく、金銀糸・平箔・絹糸を色々な組み合わせで撚り合せたりもします。
そこにはそれぞれの特性を生かした知識や、培ってきた経験、新しいものを求める研究心を必要とします。

業界関係者、ご友人、ご家族、ご親戚のみなさま和気藹々と楽しい時間をすごさせていただきました。
これからも末永いお付き合いをお願い致します。



祝宴後歩いて三条バスターミナルへ、途中ギャラリーに井幡先生の書が飾ってありました。先生の字は直ぐに判ります。



石窯のアーチ部分の隙間を調整する三角の木を作っておきました。
開口部のアーチ、屋根のアーチ、枚数に応じて角度を二種類。アーチ部分は18度、屋根の部分は12.5度でした。

これは実際に置いてみて、上手くいけば石に置き換えます。

ケース&チラシのプリント

  • 2015.02.10 Tuesday
  • 17:43
以前、信州黒姫のとっこやさんで購入していた栗の無垢板をうすく分割していたものが残っていました。
同じ栗材を広島府中の組合から4枚買い足してケースを作りました。こんなイメージです。

トリマーで溝を掘れば格好いいのですが、失敗する可能性があります。四隅をモクネジで固定し、6mmの丸棒を二本底板のつっかえにしました。

中にベニヤのホワイトボードを落とすことにしました。このボードも残っていたものです。軽い物なのでこれで十分持つと思います。

次は広告チラシ。PCでこんな感じに!
 
漆以外の金銀糸もたくさん気合を入れて巻きました。

それぞれ、1ブロック、2ブロック、3ブロック、10ブロック等いろいろなバージョンでケースに入れてみました。

さてギャラリー訪問される方の反応はどのように・・・・・
 

金銀糸の小売り

  • 2015.02.08 Sunday
  • 18:03
会社内にはたくさんの種類の金銀糸があります。試験用に作ったもの、技術的に作れなくなったもの、付加価値はあるが高価で市場性がなくなったもの、現在の業者間取引には適合しないものでも趣味やアクセサリー等に使っていただくには全然問題ありません。
そこで昨年引っ張り出してきた古い手巻きの機械を利用し、細かく販売できないものかと思いました。


これは漆金砂子の金糸です。1ブロックに約30mを巻いてみました。


一枚に10ブロックあります。細かく裁断してみました。

どのようなバージョンが喜ばれるのか、それとも否かまずは市場調査です。
まずは組合ギャラリーに置いてみたいと思います。

ケースも作るつもりです。栗材を注文しています。
 

修理ができました。

  • 2014.11.04 Tuesday
  • 20:46
カード巻機械のハンダ付けの部分が割れていて、その修理ができました。
S先輩が静原まで行って早々にしてくださいました。

ガスバーナーでの作業ですが、危うく穴が開いてしまうところだったようです。
この部分に付けます。

カードを挟み込む薄い金の板を固定する部分です。試しに巻いてみました。問題ないようです。


この際、機械の掃除をしようと思います。50年以上経って油まみれです。油の臭いとカビの臭いが混ざって古い町工場のような臭いを発しています。パーツクリーナー2本使いましたがそう綺麗になりませんでした。

埃もこびり付いています。

機械の隙間から50年前のカード、糸くず、カミソリの刃などが出てきました。

カウンターの歯車がずれているのを合わす紐(最初は何のための紐か判りませんでした)、歯車を回転させるベルトも交換しました。
     
上手く商売につながり、定着してくれればと思います。

ガレージの石垣が完成しました。前回に続きYさんの別荘でゲットです。


 

細かなことからコツコツと

  • 2014.10.28 Tuesday
  • 22:47
亀ばぁの家からカード巻の機械を持ってきました。
これは今から55年ほど前に活躍した、なかいきんし初期の機械です。
一枚のカードに10mづつ10個に分けて金糸を巻きつけていきます。

刺繍やその他の工芸によく売れたものです。小学校の高学年の時、夏休みのアルバイトとして巻いていました。
多分ピーク時には同じものが三台あったと思います。
記憶は定かではありませんが、70の倍数でまいていきます。カードの幅が約7cmですので往復14cm。70回転んで10mになります。

アナログな機械ですが、しっかりとした部品で仕上げられています。

かなりの重さです。

試しに一枚巻いてみました。裂が巻いてあるところは手で掴む部分です。

このカードのオシドリマークは得意先の登録商標で勝手に使うことは出来ません。
今回この得意先から、今までとは違うバージョンんでサンプルを巻いてくれないかと依頼がありました。

主に太い金糸が喜ばれるそうです。
細かな作業ですが、こつこつ再開してみようかなと思っています。

作業中に不具合を見つけました。カードをはさんんで留める部分のハンダが割れていて口が開きません。

急いで修理をしなければいけません。

 

京都市伝統産業技術者講習2014

  • 2014.09.02 Tuesday
  • 23:05
今年も京都市伝統産業技術者講習の金銀糸・平箔部門が行われました。
次第は例年と同じですが、理事長を退任した今年からは冒頭の挨拶は鳥原新理事長にお任せです。
随分と気が楽になりました。講習時間は5時40分から8時40分の三時間。途中15分の休憩を一度挟みます。
今年は例年の二倍、19名の方々の前で話すことになりました。

京都金銀糸工業協同組合は本金・丸撚り・引箔・輸出の4部門が微妙に交錯しながら成り立っています。
私の受け持ち担当は、丸撚り部門ですが、その歴史と発展過程、近代的な製品に至る流れ、さらには様々な問題点など現実的な課題です。

3時間の間、若い受講者の方々に興味を持っていただくように話すことが大変です。
こんなことがあった、あんなことがあった等の話は喜ばれたようです。

今年で4回目、場馴れをしてきて緊張するということは無くなりましたが、講義の流れがバラバラになり少しまとまりがなかったかなと反省しています。

帯地・金襴他、後継者・従業員の方、それぞれの立場でこれからの西陣を担ってくださる方々です。
引箔(模様箔)担当の吹上さんは、常に前向きな姿勢で頑張ってもらいたいとエールをこめた講習をしてくださいました。

個人的に知っている方もあり、講習内容のご意見を伺いたいと思います。おそらく来年も依頼がくると思われますので。

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