H28・伝統産業技術者講習

  • 2016.08.31 Wednesday
  • 09:50

昨夜は平成28年度の伝統産業技術者講習がありました。

平成23年から担当することになりました。金銀糸の組合は特殊な組合で、伝統的な本金糸、近代的な金糸、引箔、輸出関連等4部門に分かれています。

 

それぞれ製法や取引関係が違っていて一人の人間がすべてを受け持つことが出来ません。

私の担当は一般的な基礎知識を知っていただくことです。

組合のホームページhttp://kinginshi.com/ となかいきんしのホームページhttp://nakai-kinshi.com/ から冊子を作り説明します。

 

5時40分から休憩をはさみ8時40分まで三時間です。二度DVDの上映をします。30年ほど前に京都市によって作られたもの。この中にはなかいきんしの工場や当時働いてくださっていた工員さんが出演しています。毎年懐かしく思う瞬間です。

上のDVDは3年前に作られた本金部門のものです。それぞれ約20分あり受講者はおおよそのことが把握できるので判り易いと思います。

 

私は製品の開発や発展の歴史、基礎的な事、また過去40年にあった自社のトラブル等の話もします。受講者の方は帯や金襴の製造現場に従事されている方が多いように思います。

 

少し慣れた分、緊張感がうすれてきました。色々と知ってもらいながら楽しい時間にしたいと思っているのですが匙加減が難しいです。

引箔(模様箔)部門は受講者の方が興味をもたれる部門です。

今回はレコーダーの録音スイッチを入れるのを忘れてしまいました。申し訳ないことです。

この講習がいつまで続けられるのか判らないのですが、後世の方が引き継がれるときの参考にと録音をしています。

出汁に生きる。

  • 2016.01.04 Monday
  • 18:34
4日夕方BSプレミアムの再放送がありました。

京料理の設えとおもてなしを取り上げていました。

春は菊乃井 夏は木乃婦 秋は瓢亭 冬は中村楼での紹介でした。代々伝えられる技やこだわり。

おもてなしのこころ、器や主客への気使い、季節をめでる心や思い。

それとなく見ているうちに自身の生業と重なってきました。

金銀糸・箔は美しい織物を作るための副材料です。料理の世界ではおそらく出汁になるのではと思いました。
出汁と言っても一言ではすまされません。様々なものがあります。それぞれの引き出し方、組み合わせで味は無限に広がっていきます。
金銀糸・箔もまさに同じような立場にあるように感じました。織物の感性や表現に限りなくお手伝いをする、決して主役にはならないけれども実に重要な役割を担っているのではないのか・・・・・
京料理=出汁 西陣織=金銀糸・箔 いまさらながらの思いです。
 

仕事納め

  • 2015.12.28 Monday
  • 22:43
28日毎年なら仕事納めの日です。
カレンダーの都合もあり、この日は仕事納めと言うよりは大掃除。注文や配達、集金などの業務はありませんでした。
石川つゞれ様の看板の足を作りました。

今までは結構いい加減な角度でしたが、基本の型を作りました。少し手遅れかもしれませんが。

この型に合わせて切ればなのですが、今までは思いつかず作るたびにブレがありました。

気持ちのせいなのかいつもより上手くカット出来ました。

角度も揃いました。
いつも気合を入れてやっているのですが、どうしてでしょう?偶然なのかどうか・・・

暮れなのですがお家のお掃除は気合が入りません。まだ三日あります。おかたづけ頑張ります。

京都市伝統工芸技術者講習

  • 2015.11.27 Friday
  • 09:50
平成23年から京都市の伝統工芸技術者講習の講師をしています。

それまでは長老のN氏に20年以上お任せの状態でした。テープに一度だけ保存しただけでした。

夕方5時半から一度の休憩をはさみ8時半まで3時間の長丁場です。

23年からは金銀糸一般の部分を私中井が、本金部門を鳥原氏が、引箔・模様箔の部分を吹上氏が担当しています。

レコーダーでパソコンに保存をしていましたが、事故で消失の懸念もありCDに焼き直しました。

23年は途中で録音忘れ、24年はレコーダーの電源が入らず。まともなものは25年からになりました。
23年は編集ソフトを知らず、その都度電源の操作をするつもりでした。そこでの操作忘れです。ですから私が担当した1時間のみになりました。内20分は京都市と連携して作った金銀糸・平箔のビデオを観てもらいます。

25年はそれまでの経験で少し気楽にこなせました。組合事務所の画像を取り入れました。

26年は理事長が代わったので講師の順を入れ替えました。しかし流れ的には良くないなと反省です。本金押し上げの作業を画像を取り入れました。

27年は順をもとに戻しました。新たに本金部門のビデオが20分加わりより判り易くなったのではと思います。
琳派400年にちなみ、組合展示物の鶴を背景にしました。

受講者の皆様も他の授業よりは興味を持って聴かれていると聞き安心しました。
次世代への継承に少しでも役立てばと思います。

 

金銀糸を使って

  • 2015.10.29 Thursday
  • 22:46
8月の30日、31日にこのブログでアップしましたが、その時の金銀糸のS撚り、Z撚りはこの製品に使っていただくためのテストでした。
優勝旗のフリンジや刺繍、化粧まわしの額部分に金糸を束ねて使います。

もともと撚りの入っている金糸ですが、それを束ねてアレンジする時にその撚り方向が邪魔をします。
あれこれテストを重ねて頂いて製品が完成しました。

先日お客様に納入され、先方様のご承諾を頂いて掲載させていただきます。

化粧まわしとは聞いていたのですが、小学生相撲大会の優勝者に贈られるようです。
各部分に様々な技法で豪華な設えがされています。横向きに走る太い金糸の束が逆方向に捻ってあります。この仕上げが大変な作業だったのではと思います。

弊社の金糸がこんな風に使われました。有難いことです。

ボビンレースinチェコ

  • 2015.10.06 Tuesday
  • 09:01
チェコのボビンレース作家の方から金銀糸を使った作品を作るための問い合わせあがありました。
もちろん日本の仲介者を通しての話ですが、その作家の作品を画像で送っていただきました。
     
レースと宝石を組み合わせたネックレスのようです。こんな素敵な作品を親子で作られているそうです。
   
組合に置いてあるカード巻の中から興味を持たれたものがあったようです。金銀糸の新しい展開になるかな・・・小さなきっかけと出会いを大事にしていきたいものです。

続・金銀糸紐

  • 2015.10.04 Sunday
  • 18:31
日曜日、日本女子オープンを見ながら作ってみました。
 
太い目の物を6本程度に合わせてやってみました。
 
おもちゃのような機械、上手く動かず結構大変です。

ここで店じまい。テレビを見ながらとはいえ4時間かかりました。

結論
下撚り、上撚りと入れてかなりひねりますが、端は固定されていません。編んだ紐ではないため徐々にほどけていこうとします。そのあたり何か工夫を入れないと少し魅力に欠けるのではと感じました。

金銀糸紐をおもちゃで

  • 2015.10.03 Saturday
  • 20:19
随分以前、多分3年ほど前にハクヤマさんからこんなキットを貸して頂きました、

「ユーロブレイダー」メイドインチャイナ、髪の毛をセットするキットです。

なぜかクゥが食いついてきます。見かけないものが?・・・・

二本、三本、四本のキットがあり下撚り、上撚りの変化を入れて紐を作ることが出来ます。写真は四本のキットです。
左撚りを入れる時は細い棒の部分が回転します。右撚りを入れると台の大きな部分が回転します。

いろいろテストし、長さを特定し引っぱりながら下撚りを入れなければいけないのが判りました。まずは三本撚り、カーテンレールにセットし下撚り(追い撚り)を入れました。


回転数は判りません。チリチリになった後は撚り戻しを入れます。五分の金糸8本・銀糸8本・金糸8本を合わせてみました。24本合わせても出来上がりの紐の直径は1mm程度です。

少し細いので次は各16本。合計48本これで直径1.5mm!

変わり色でもテスト。何やら黒いものがチェックを・・・
 
これは思い切って極太のものを・・・結果は今一!!! 細くて魅力的なものをもう少し作ってみます。

結果判った事。やはり髪の毛をねじるキット、テンションがかかると回転が止まります。長いものに強いテンションをかけたら部品が外れてしまいます。
このような機能を持っていて、もう少しパワフルなものがあればと感じました。


 

2015伝統産業技術者講習

  • 2015.09.01 Tuesday
  • 22:49
今年も講師の役割がやってきました。今年は帯地業者さんの若者が多いようです。後継者から製造現場のかたまで。
昨年の反省!話の内容があちこち飛んで判りずらかった。
 
多分今年で4回目、すこし落ち着いて話せるようになってきました。


鳥原理事長は本金の部のお話。今年から新しいDVDを見てもらいます。
 
同業者とはいえ畑違い、なるほどそうだったのかの連続です。


吹上副理事長は模様箔の部。ご自分がつくられた作品を紹介。テクニックも披露されました。
 
立ち上がっての熱演です。みなさん興味津々の様子。三時間があっという間に過ぎました。

他の研修の様子は判りません。我々の話に興味をもってもらえたか、細部にわたり理解してもらえたか・・・
気になるところです。

S撚り・Z撚り

  • 2015.08.31 Monday
  • 22:42
その後出来上がった3子撚りを三本使い再度3子撚り(合計9本撚り)をすることになりました。

この場合Z撚りにZ撚りをかけることは不可能です。撚りがかかり過ぎて取り扱いが不可能になります。

ですから下撚りと上撚りの方向を変える必要があります。方向や回数を変えて6種類作ってみました。
  
  
と思っていたら作り間違いで3子撚りの2子撚りでした。
再度サンプル作り3子の3子撚り、下撚りがZで上撚りがSです。

これが一番サンプルに近く出来上がりました。

この後これらを束ねてSとZの縄目に編まれるのですが、ベストは各々最終仕上げの逆方向に仕上げておくのがいいように思います。
最終何になるのかはお楽しみに・・・

 

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